誰かの役に立つ、
長く関わり続ける喜び

2022年3月卒業 はるかさん(千葉県出身)

私は、2年間の越境活動を通じて学べたこと、学べなかったことをテーマに論文をまとめました。具体的には、NPO法人のカタリバ、DIVERSITY&INCLUSION100人カイギ、IKEBUKURO LIVING LOOP、Open Educationの4カ所の越境先での活動についてふり返ったものです。それぞれの活動の中で特に印象に残った経験を綴ったのですが、最初はまるで反省文のようになってしまい、先生には何度も相談に乗っていただきました。

時間をかけて何度も書き直す中で、「そうか。私が心から感動や共感したかどうかが、学びにつながるのか」と気づき、そこから一気に仕上げることができました。長岡先生の「卒論は自分のために書くのではない。誰かの役に立つものになる」という言葉にも、背中を押されました。

誰かが用意した正解を探すのではなく、自分自身の感情や意思を大切に行動することが、多くの人を巻き込む活動につながる。それは越境先で出会った方々の姿からも学んだことです。

この春からは福祉関係の会社で、障がい者の就労支援の仕事を始めます。この仕事に興味を持ったのも、カフェゼミで聞いた話がきっかけでした。誰かの人生に伴走できる仕事に就けることに、とてもわくわくしています。

<長岡ゼミで身につけたチカラ>
越境し続ける気持ちです。
これから私は一つの職場に就職しますが、その領域だけに止まらず、フットワーク軽く、自分の世界を広げていきたいと思っています。ゼミとの接点も持ち続けていきたいです。5年後には、今の私からは想像できない自分になるのが目標です。