1本道ではない生き方を楽しめる自分に

2022年3月卒業 コックスさん(東京都出身)

私はこれまでずっと“体育会系”の人生を歩んできて、大学ではボート部に所属。主将として部活に打ち込んでくる中で「組織と個人の関わり」に興味を持強雨になり、そのテーマで卒業論文に挑戦しました。体育会系特有の伝統を重んじる文化や同調圧力を感じやすい風土に疑問を抱いていたからです。

ところが、論文指導を受ける中で、私自身もまた組織の論理や肩書きに依存していたことに気付かされました。「○○に所属しているAさん」と相手をラベリングして、個人に向き合おうとしていなかったことを自覚し、そうではない姿勢を持とうと強く意識できるようになりました。長岡先生から教えられるというより、導かれるように得られた気づきでした。

就職先は信用調査会社で、典型的な体育会系のカルチャーの職場です。以前の自分は“決められた型”に従うのがベストだと考えがちでしたが、ゼミ活動を通じて、いろいろな視点を取り入れられる自分になれたと感じています。体育会系とはまったく異なる世界のゼミ活動に飛び込んだことで、価値観が広がった。これからも1本道ではない予測不能な道のりを楽しんでいきたいです。

<長岡ゼミで身につけたチカラ>
シンプルに、「挑戦は楽しい」です。
ずっと続けてきたボートはもちろん好きでしたが、厳しい練習をこなす日常がどこか惰性になっていたのかも知れません。「卒論を書いてみよう」と内発的に動き、やり遂げたという一連の経験が、嬉しかったし、面白かったし、自信につながりました。