一歩の踏みだし方
2024年3月卒業 なつさん(神奈川県出身)
私が長岡ゼミに入ることを決めたのは3年生の秋です。予定していたロシア留学が中止となり、途方に暮れていたころ、たまたま聞いて参加したオープンゼミ。そこで長岡先生が繰り返した「越境」という言葉に惹かれたのです。
結果として、この1年は私を大きく変える1年になったと思います。長岡ゼミは、「行ったことのない場所」や「未経験のプロジェクト」に一歩を踏み出すことが“あたりまえ”の環境です。だから行動の心理的ハードルが下がるし、ずっと背中を押されている感覚がありました。
私はもともと人見知りな性格でしたが、ゼミを通じてNPO法人カタリバや「IKEBUKURO LIVING LOOP」などのボランティア活動に参加して、気づけば100人以上とつながりができました。自分なりに考え、発案したことが主催者に喜ばれたときは本当にうれしかったです。以前は、ネット上でイベントの告知を見かけても素通りしがちでしたが、今では「自分に向けられた情報かも」といろいろなテーマに興味をもって参加ボタンを押すことが日常になりました。
卒業後はロシア語の勉強とボランティアを続け、自分にとってベストな社会とのかかわり方を見つけたいと思います。「一歩の踏みだし方」が分かったから、どんなときでも前に進んでいける自信がつきました。長岡ゼミは、「今まで想像できなかった自分」になれる場所です。そして、多彩な世界に触れる機会がたくさんあります。エネルギーはあるけれど、やりたいことがまだ見つかっていないという人には特におすすめしたいです。