12月17日(土)に実践女子大学で行われたイベント「ゼミレンジャー2016~経験のリアルとリアリティを考える~」に参加してきました。今年で3回目のこのイベントは実践女子、同志社女子、立教、慶応、東京都市、そして法政の6大学で構成された合同ゼミワークショップ(ゼミレンジャー)です。今年は去年のテーマ「経験の棚卸」に加えて「リアルとリアリティ」がゼミレンジャー2016のテーマでした。「経験の棚卸」というのは、それぞれの大学でのゼミの活動ではわざわざ言語化せずとも通じている部分を、大学の枠を超えてゼミをするときに、他の大学の人たちに自分たちの活動を伝えるために言語化することで経験を語り自分たちの活動...
7.31~8.6の約1週間、熊本県益城町へNPOカタリバが運営するコラボスクールのボランティアをするために滞在した。コラボスクールとは、東日本大震災をきっかけにカタリバが宮城県女川町と岩手県大槌町につくった「被災地の放課後学校」だ。今回の熊本の震災を受けて、コラボスクールが一番被害の大きかった地域である益城町に拠点を構え、中学生の学習支援と居場所づくりをメインに活動を行っている。 東日本大震災が起きてから5年と半年が過ぎようとしている。震災当時、私は中学生だった。津波で家や車が流されていく映像をテレビで見て唖然としたことをいまでも覚えている。一方で遠いところの話だと思って何もしなかったことに後...
5月29日に第8回モノマチに行ってきた。モノマチは2011年から徒蔵(カチクラ)エリアで行われている街をあげてのものづくりのイベントだ。徒蔵エリアとは台東区南部の御徒町から蔵前一帯のことで、このエリアは古くからものづくりの歴史を持つ。モノマチは今年で8回目。第8回モノマチは5月27日~29日までの3日間開催された。 モノマチはとても広範囲で行われているため、今回私は御徒町に焦点をあてた。最初に訪れたのはLINOKA Kukka(リノカクッカ)という北欧フラワーデザインを発信しているお店だ。予定では新御徒町駅にからすぐに台東デザイナーズビレッジに行く予定だったが、駅を出たところでワ...
6月15日(水)に、NPOカタリバが行っている高校生のキャリア教育支援ボランティア、「カタリ場」に参加した。「カタリ場」は、大学生を中心としたボランティアが高校へ行き、高校生と本音で語り合う100分〜120分間の授業だ。NPOカタリバは、高校生が自らの将来について考えるきっかけを作るのを目的に、毎年300校以上の高校で「カタリ場」を行っている。 プログラム「カタリ場」では、同じボランティアスタッフでも企画ごとに役割が違う。その高校の企画をいちから作り上げる「コア」3人、企画の中で今までの自分の人生の話をする「サンプリング」担当8人ほど、そして高校生と語り合う「カタリ...
■哲学対話とは ぼくが哲学対話を初めて参加したのは約2年前のことだった。哲学対話とはその名のとおり哲学的な問いをテーマとし行われる対話のことであり、参加者は車座になって「子どもはなぜかわいいのか?」などの問いを立て、それについて意見を述べあながら考えを深めあう。学問的な意味での哲学にはぼく個人としては正直あまり関心があるわけではない。それでも哲学対話の場において年連も職業もまるでちがう人たちが、「子どもはなぜかわいいのか?」という問いだけを共有し、それぞれの価値観を表明しながら意見を交換していくそのつながり方にはとても強く惹かれるものがあった。「子どもはなぜかわいいのか?」というその場の誰一人...