約半年前に書いた自分のブログを読み直した。池袋にある南池袋公園で開かれているnest marcheのキャストとして活動しはじめたころのブログだ。目の前の役割にいっぱいいっぱいになっていながらも、やりたかったまちづくりに関われていることの嬉しさを実感しながら書いたのを覚えている。それからも毎月マルシェは継続していて私も参加しつづけていた。
実はnest marcheは11月に IKEBUKURO LIVING LOOPというイベントを企画していた。今回は中心を南池袋公園ではなくグリーン大通りにおいて、この通りをリビングのようにくつろげる場所にしよう、もっとまちをLOOPしよう!というテーマでいつものマルシェより規模を数倍も大きくしているものだった。
そもそも具体的にキャストがなにをしているかというと屋台を組み立てるなどの会場設営や逆に解体するなどの撤収、本部テントでのトートバッグ売りと屋台や雰囲気を実際に楽しむことだ。実はこれが結構なハードワークである。屋台は以前ワークショップ形式で木材を切るところから始めた手作りの屋台であり、毎月毎月パーツを組み立てる。手作りのため木が縮んできたり全部が全部正確な位置に穴が空いていたりしていないのでなかなか難しい。夏場は炎天下の中での作業、時間にも追われすぐにTシャツが絞れそうなくらい汗をかく。撤収も公園自体が22時に完全に閉園するのでナイトマルシェをやったときなんかは屋台の移動、解体もろもろを1~2時間で終わらせなくてはいけない。キャストもみんなボランティアなので最低何人はいる、という確約もない。集まったメンバーでどうにかするしかないのだ。そんなわけで私は回数を重ねるごとにこの設営と撤収が正直おそろしくなっていった・・・。
そんななか10月10日、私は公共R不動産が開催している公共空間を使いこなしている方をゲストにお迎えするトークイベント「republic caravan」にお手伝いをしにいった。その時のゲストはハートビートプランの園田聡さん。大学院時代にプレイスメイキング(日本でプレイスメイキングの卒業論文を出した三人のうちのひとりだそう。)を学んでいた。お話は園田さんの好きなことから始まった。お酒を飲むのが好き。外で飲むのが好き。外のなんでもないところ、例えばガードレール。 (笑) 肘をつくにはいい高さで後ろには自販機があるしね?やったことないけどすっごくいいなぁ、わかるなぁって思った。妙にうんうんと共感して感動している自分がいた。その後は豊田市駅周辺を開けた広場として「あそびば」をつくるあそべるとよたプロジェクトの裏側を話してくれた。ずっと住んでいる人たちがいるところで外から来た人が新しい何かをするというのはそんなに簡単にはいかなくて毎日飲みに行ってまずは仲を深めたそう。やろうとしていることに直接は関係していないことが実は大切だったということだ。 ▲ BETTARA STAND日本橋にて開催。これまたここもかっこいい〜
きっと自分が妙に園田さんの話に共感したのは、園田さん自身本当は楽しみたい側であることが一緒だったからだと思う。そういう空間が好きでそれを広げたくて創っているうちになんかしんどい、これ関係あるのかなぁ・・って思ってしまう瞬間がある。でもそれを地道にやってくしかない。そっかぁ、そっかぁ。ただのボランティアだけどやってくうちにそう思ってしまっていたのは確かででもこの話の後にやってやろうじゃん!あれってすごい空間じゃん!私にも向き合えるものがある、一生懸命やろう!と不意にも喝をもらった。
そして迎えたLIVING LOOP。寒いなかたくさんのLOOPする街の人・出店者さんそしてキャストが参加した。初めてのキャストさんも多いなか経験があるキャストはこれどうしましょう?と聞かれることも多かった。私もわからないことは多いし、自信が全然なかったけど、そしたら聞く。周りを頼る。できることをやってみる。また今回私は大道芸のストリートパフォーマンスブースを担当することになり、つきっきりでみていた。なかなか人が集まらない時があったりといった悔しいこと心ないこともあったけど、やれることはやってみた、駆け抜けた。楽しかった。笑顔だけのFUNだけの楽しさじゃない「楽しかった」だった。
△(外側左上から時計回りに)お馴染みの看板。出店者さん持ち寄りの屋台も個性が出てかわいい。屋台にて思わず購入したマグネット。公園も大賑わい。パリやNYにもあるstreet furniture にCFしてくださった方の名前がついたチャームをかけた。(支援してる方がその場でわかるのは意味深い)。目立つ!LOOP看板。コーヒーを差し入れしてもらってお礼に宣伝するピエロ、素敵なつながり。NYのラーメン?!chicken over rice!スパイシーさがやみつきに。みんなマジックに夢中。
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