最近、人と人とのつながりやそうしたコラボレーションから生まれる活動が今後いかに重要になってくるかを考える機会が増えたように感じる。先日、横浜のランドマークにある街のシェアスペース「BUKATSUDO」の文化祭に立ち寄り「企画でメシを食っていく」の番外編で行われていたトークショーを聞いてきた。その時にも人の出会いから生まれた活動の話があった。「企画でメシを食っていく」というのは、「BUKATSUDO」で毎週行われている講義で、“企画する力を育みながら仲間を見つけられる場をつくりたい”という思いをもとに開催されている。普段は受講生しか聞くことができないが、私が聞いたトークシ...
私は5月の28日に蕾の家という古民家で開催された、クリーニングデイというイベントに参加した。クリーニングデイと言われて、何を想像するだろうか。私は最初このイベントをFacebookで見つけたとき、直訳で掃除の日かと勘違いした。だが、実際はフィンランド発のリサイクルカルチャーイベントであった。コンセプトはフィンランドと日本で異なり、フィンランドではリサイクルのハードルを下げることを目的としているのに対し、日本では古い不要なものに新しい価値を付け、全く新しいものに生まれ変わらせるアップサイクルを目的としている。また、フィンランドではこのイベントが年2回開催されているため、それに合わせ日本でもフィン...
わたしは、現在、競泳の練習場所を確保できていない高校生を対象に、練習環境をつくることをしている。仕事ではない。 わたしは、幼稚園生の頃から高校3年生まで競泳のスクールに通っていた。コーチがいて、練習メニューを考えてきてくれて、いつものレッスンの時間にプールに行けば練習が始まって、泳げばアドバイスをくれるような環境だった。小学生の頃からは選手コースの練習に参加し、トレーニングすることができた。とても恵まれている。 しかし、そうでない選手もいることを知った。 昨年の夏、後輩の応援をしに競泳の試合を観に行った時に、小学生の頃に練習を見てくれていたコーチから聞いた。わたしが...
6月24日、開催初日となるこの日に土木展に足を運んだ。この土木展は、鉄道や道路など社会的なインフラを指す、土木そのものに焦点を当てている。英語では「Civil Engineering」と表記されるように、市民・社会のための技術であるにもかかわらず、当たり前になりすぎていて、誰も土木に目を向ける人がいない。そんな人たちにもっと土木を知ってもらいたいという思いから、様々なアーティストと『土木』がコラボレーションをしている。私自身、土木という言葉を聞いたこと自体が久々で、上述した一般の意見と同じように、土木に目を向けたことなどほとんどない。工事のイメージから『うるさい』、『デカい』という印象があると...
6月11日に京都の「きっかけ食堂」に行ってきた。きっかけ食堂は東日本大震災の月命日である11日に「魔法にかかったロバ」という貸店舗で営業している食堂である。そこで東北の食べ物を提供し、その売り上げを寄付している。4月に代々木公園で行った手紙のプロジェクトに、三田の友人だった原田奈実が遊びに来た。そこで私は彼女と知り合い、きっかけ食堂のことを知った。奈実はきっかけ食堂の代表である。彼女は47都道府県の学生を東北へ訪れる機会を提供する「きっかけバス」の京都代表を務め、きっかけバスが終わった後も東北へ何かしたいという気持ちできっかけ食堂を始めた。そんな彼女の話を聞き、面白そうな活動だと思...