10/17(土) 四ツ谷で開催された第3回アマルフィ フェスタにEDAYAの販売スタッフのお手伝いとして参加した。
私が今回お手伝いをしたEDAYAというブランドはフィリピンの奥地にある北ルソン島のカリンガに住む、カリンガ族という少数民族に伝わる音楽文化や希少な伝統技術を継承するために、その技術などを用いてアクセサリー等を製作、販売している。今回は四ツ谷にて行われたアマルフィ フェスタという販売イベントでの出店にお誘いいただき、そのお手伝いをしてきた。
11:00から開場し、販売員3人でお客さんを待っていたが、小降りのためか、はじめは来場者がほとんど来なかった。お昼時も過ぎ、少し来場者が増えてくるとEDAYAのブースの前で立ち止まる来場者が出てきた。すると、周りのブースがセラピーやジュエリーなどばかりで、見た感じ民俗調で、特徴的なブースがあるのが物珍しいのか、「これはなんですか?」とか、「このアクセサリーは何でできているの?」と聞かれることが多かった。「竹でできたアクセサリーなんです。」と答えると、「どこの?日本の竹なの?」というようにこちらが説明するまでもなく次々と質問が重ねられ、やりとりのなかでEDAYAのフィリピンのカリンガという場所の急速に失われつつある文化を残すために活動していて、このアクセサリーは現地の職人がひとつひとつ手作りで作っているんですということを伝えると非常に共感してくれる人や、興味を示してまた明日くると言ってくれる人までいた。その日ブースに来てくれたお客さんは決して多いとは言えなかったが、足を止めてくれた人たちにはひとりひとりお話をすることができ、商品のかっこよさと共にEDAYAの思いを感じ取ってもらえたのではないかと思う。
当日のEDAYAのブース。竹を使ったスタイリッシュなアクセサリーが数多く並んでいる
こちらはネックレス。形や刻まれた柄は魔除けなどを意味する。
この日はお客さんが来ない時間も長く、販売員3人でEDAYAやエシカルファッションについての話で盛り上がることはしばしばあったのだが、お客さんに対して「エシカルファッション」という言葉を1度も使っていなかった。お客さんからもその単語が出てくることは1度もなかったし、おそらく「エシカルファッション」という言葉や、そもそも「EDAYA」を知らなかった人たちばかりだったのではないかと思う。だが、それでも確かに共感してくれる人はいたし、興味を持ってくれる人は多かった。お客さんたちと会話をしながらEDAYAの活動や思いを伝えることができたのは非常に嬉しかった。
このように、来場者とのコミュニケーションを楽しみつつ、そのなかで活動や思いを伝えることで、「エシカルファッション」という言葉ではなかったが、ほんのちょっとだけその輪が広がったように感じた。
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