先週の日曜日7/26に開催された第24回「こすぎの大学~プレ・ムサシシャルソン~」に行ってきました。
神奈川県川崎市にある武蔵小杉の「こすぎ」です。もともと、「こすぎの大学」は雑誌ソトコトや越境先で出会った方の口コミで少しだけ知っていて、僕は神奈川県に住んでいるということもあって気になっていましたが、今回やっと参加できました。同じ神奈川県でも僕は藤沢市に住んでいるので、武蔵小杉に詳しいわけではなく、外の視点からの参加でした。
この「こすぎの大学」、HPに詳しい内容のスライドがありますが、「武蔵小杉にあつまる多様な方々がお互いに学びあう場」といったコンセプトで2013年秋に誕生した”学び舎”だそうです。
今まで23回の授業が行われてきていて、すべて屋内での授業だったのが、今回参加した第24回の授業は初の屋外での開催でした。今まで参加者や運営メンバーの中で「外でやりたい」という声が上がっていたそうで、やっと開催に至ったのが今回の「プレ・ムサシシャルソン」。
以前に先生役としてパクチーハウス東京 佐谷恭さんを迎えた第22回「こすぎの大学~武蔵小杉から拡げる~」で、この「ムサシシャルソン」が企画されたそうで、今回はそのプレ実践の日でした。運営メンバーの方々にはシャルソンに詳しい者がいなかったということで“プレ”という位置づけで、まずやってみたそうです。そのために実験的な要素が多い回だったなと思います。
「シャルソン」というのは、走ることを通じてまちを再発見し、人と人がつながるランニングイベントで、世田谷区の経堂からスタートし全国へ広がった地域活性ムーブメントのひとつだそうです。
「朝10時に武蔵小山駅から2グループ、武蔵溝ノ口駅から1グループが集まって、ウォーキングとコミュニケーションを楽しみながら、面白いと感じた風景を写真に撮り、おいしそうなランチを買って、12時~12時30分までに新丸子駅のコワーキングスペースYou+へゴールする」という内容でした。
僕は外を歩くのがフィールドワークっぽいなと思い、また地域のコミュニティデザインにも興味があったので「これは面白そうだぞ」と思い参加しました。
僕のグループは武蔵溝ノ口駅出発で、二ヶ領用水という用水路沿いをずっと歩くコースでした。
他のメンバーの方は川崎市に住んでいる方が多く、「ここ(用水路沿い)は春になるとシダレ桜がきれいなんだよ」「ここの新しい集合住宅は最近できたんだけど、用水路沿いの桜が良く見れるからすぐに埋まっちゃったんだよ」などとそこに住んでいる方々のお話を聞かせていただきながら歩きました。
休める場所があったり。
この日の天気は猛暑で日差し強かったので、途中途中で陰を見つけて一休みする場面もあり、2時間歩き続けるのは大変でした。ですが、それだけの苦労がゴールへ到着したときに、達成感となっていました。
初めて会った様々な背景の方々といろいろなお話をしながらゴールへ向かう、というのが新鮮で面白かったです。面白い風景を探したりしてコミュニケーションを楽しむ一方で、時間内にゴールを目指すというスポーツ的な要素が達成感を生んでいたのが、参加者のつながりをより強くしていたように思います。
ゴールのコワーキングスペース+YOU
また到着後には途中に購入したランチや、他のグループの方が買ってきたワインなどをいただきながら、気づきや発見をシェアしました。実際に歩いてみて、武蔵小杉に限ったことではないと思いますが、上のような掲示板や美化活動の看板などを見ると、「まちをより良くしていこう」という人の思いが感じられました。
今回のプレ・ムサシシャルソンも同じだと感じます。秋ごろに本番のシャルソンを開催予定とのことで、それに向けたプレ実践を行い、ブラッシュアップをしていくという狙いがイベントページには掲載されていましたが、こすぎの大学が目指している「武蔵小杉の魅力再発見・価値創出」という「より良くしていく」取り組みに繋がっているなと思います。
今回実際にまちを歩いてみて、 人が「まちをより良くしていこう」としているのを肌で感じました。そして「こすぎの大学」 の「プレ・ムサシシャルソン」というイベントがその具体的な動きの一つだったというのを感じました。「より良くしていく」取り組みは様々な角度から行われているのがわかり、視野が広がっていることに気づきました。
まちの再発見や人と人のつながりを目指した取り組みとして、シャルソンが持つ面白さを体験できたなと思います。今回は「課外授業」だったので、毎月第2金曜日に行われている通常の授業にも参加してみたいと思います。
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