そろそろ年末という雰囲気が漂い始めた12月中旬の木曜日。私たち四年生が企画する初めてのワークショップを行った。
そろそろ今年も終わるという雰囲気が漂う12月中旬の木曜日、今年ラストゼミではワークショップを行った。初めて、私たち四年生だけで企画し、好きにやらせてもらうことになった。何も制約がない状態から、どんなワークショップをつくろうかと相談していく中で、なんとなく決まった大きな軸は以下の3つ。・感謝の気持ちを込めて、サプライズを盛り込むこと(手作りのツールをプレゼント)・今年最後のゼミなので振り返りの要素を含むこと・ラストに花を選んでもらうこと(ここは少し別の思い入れがあり..)これが決まってからは、どんどんアイデアや伝えたいメッセージが出てきて、慌ただしくも楽しみながら作り始めた。直前までばたばたと変更を重ねながらも、本番はスムーズに進められたのではないかと思う。まず一年間の振り返りとして活動内容を紙面に整理する。そこで活動の中で出会った人を思い出しながら、最も影響を受けた4人を選ぶ。その人について、花というメタファーを使って他者に語りながら、自分の一年間をエピソードとして振り返り、来年はどんな活動をしていきたいかを考えるという流れだった。ワークの量としてはちょっと詰め込みすぎかなと思いながらも、これまでのゼミ活動で体験してきたワークや見てきたツールを思い返し、面白そうだと思ったことを全てやってみることにした。参加者にとってはどう感じたのだろうか。(終わってみて振り返りのツイートを見ると、そこについて触れている人はいなかったが、改めて越境の意味を考えてくれた人や来年への課題を語ってくれていたのは嬉しかった。)授業の終わりにゲストとして見て下さった中原先生から、以下のようなアドバイスを頂いた。・リフレクションは過去を思い出し現在を見つめ未来をつくること(今回はこのロジックによる説得力が欠けていた)・リフレクションにおけるメディアの選び方(花というツールはネガティブ要素を含まないので難しい)言われて腑に落ちると同時に、作る過程でちょっと気づいていながらも見逃してしまった部分でもあるなぁと思ったりもした。最初に設定した軸を重視しすぎて、全体の構成への意味づけが薄くなってしまい、その他の気づきを無意識になかったことにしてしまったのかもしれません。中原先生から授業冒頭の説明でもあった通り、ワークショップのような場は単に参加者から時間をもらっているだけでなく、表には見えない沢山のお金がかかっている場所だ。その中でファシリテート側は、「自分達がやりたいこと」を優先させるのではなく、参加者にとってより学びのあるものをつくらなければいけないなと意識させられた。ラストゼミにして、最も反省、いやリフレクションからの学びが多いゼミとなりました。貴重な機会に感謝です。参加してくれたゼミ生のみなさん、中原先生、ありがとうございました。そろそろ年末という雰囲気が漂う12月中旬の木曜日、今年ラストゼミではワークショップを行った。当初は卒論発表のはずだったのだが、思いがけず、私たち四年生だけで企画し作っていくという機会をもらうことになった。
とはいってもこの企画が決まったのは一ヶ月前で、三人で1から作るというのも初めての経験。最初はどうすればいいかちょっと不安でもあった。そこで何も制約がない状態から、どんなワークショップをつくろうかと相談していく中で、なんとなく大きな軸を以下の3つに決めた。
・感謝の気持ちを込めて、サプライズを盛り込むこと(季節感のあるプレゼントを送りたい)
・今年最後のゼミなので振り返りの要素を含むこと(来年につながる内容にしたい)
・ラストに花を選んでもらうこと(まったく別の企画からのインスピレーションで)
これが決まってからは、どんどんアイデアや伝えたいメッセージが出てきて、不安を感じる暇もなく慌ただしくも楽しみながら作り始めた。
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なんだかんだ直前までばたばたと変更を重ねながらも、当日を迎えた。ワークショップの名前は「花がたり」(昨年お夏合宿でやった「まるがたり」からヒントを得たので名付けてみたのだが、中身はけっこう違ったらしい.. ごめん)。
まず一年間の振り返りとして活動内容をシートに整理する。活動の中で出会った人を思い出しながら、最も影響を受けた4人を選ぶ。その人について、花というメタファーを使って他者に語りながら、自分の一年間をエピソードとして振り返り、来年はどんな活動をしていきたいかをもう一度花を使って考えるという流れだった。
ワークの量としてはちょっと詰め込みすぎかなと思いながらも、これまでのゼミ活動で体験してきたワークや見てきたツールを思い返し、面白そうだと思ったことを全てやってみることにした。参加者にとってはどう感じたのだろうか。(終わってみて振り返りのツイートを見ると、そこについて触れている人はいなかったが、改めて越境活動の意味を考えてくれた人や来年への課題を語ってくれていたのは嬉しかった。)
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授業の終わりにゲストとして見て下さっていた中原先生から、この振り返りワークショップについて以下のようなアドバイスを頂いた。
・リフレクションは過去を思い出し現在を見つめ未来をつくること
(今回はこのロジックによる説得力が欠けていた)
・リフレクションにおけるメディアの選び方
(花というツールはネガティブ要素を含まないので難しい)
言われて腑に落ちると同時に、作る過程でちょっと気づいていながらも見逃してしまった部分でもあるなぁと思ったりもした。最初に設定した軸を重視しすぎて、全体の構成への意味づけが薄くなってしまい、その他の気づきを無意識になかったことにしてしまったのかもしれません。
中原先生から授業冒頭の説明でもあった通り、ワークショップのような場は単に参加者から時間をもらっているだけでなく、表には見えない沢山のお金がかかっている場所。その中でファシリテート側は、「自分達がやりたいこと」を優先させるのではなく、参加者にとってより学びのあるものをつくらなければいけないなと意識させられた。
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ラストゼミにして、多くの反省、いやリフレクションからの学びが多いゼミとなりました。参加してくれたゼミ生のみなさん、中原先生、ありがとうございました
だんだん寒さも厳しくなり、そろそろ年末という雰囲気が漂い始めた12月中旬の木曜日。melc2014のラストゼミでは、私たち四年生が企画する初めてのワークショップを行った。
実は一ヶ月ほど前にこの機会をもらえることが決まったのだが、最初はちょっと不安だった。何も制約がない状態から、どんなワークショップをつくろうかと相談していく中で、「感謝の気持ちを込めてサプライズを入れたい(季節感のあるプレゼント)・今年最後のゼミなので振り返りの要素を入れたい・ラストに花を選んでもらいたい(全く別の企画からのインスピレーション)」という企画の軸を決めて動き出した。
大まかな流れやツールが決まってからは、どんどんとアイデアや伝えたいメッセージが出てきて、直前までばたばたと変更を重ねながら、当日を迎えた。
ワークショップの名前は“花がたり”(昨年の夏合宿でやった“まるがたり”からヒントを得た)。まず一年間の振り返りとしてひとりひとりが活動内容をシートに整理する。そこで出会った人たちを思い出しながら、最も影響を受けた四人を選ぶ。その人について、花というメタファーを使って他者に語りながら、自分の一年間をエピソードとして振り返り、来年はどんな活動をしていきたいかをもう一度花を使って考えるという流れだった。
ワークの量としてはちょっと詰め込みすぎかなと思いながらも、これまでのゼミ活動で体験してきたワークや見てきたツールを思い返し、面白そうだと思ったことを全てやってみることにした。参加者にはどう感じたのだろう。終わってみて振り返りのツイートを見ると、一年という長いターンを振り返ることで改めて越境の意味を考えたり、来年への課題を語っている人もいて、少なくともリフレクションを考えるきっかけにはできたのだろうか。
すべてのワークが終わってから、この日ゲストとして見て下さった中原先生から「リフレクション」のお話と、このワークショップについてアドバイスを頂くことができた。
・リフレクションは過去を思い出し現在を見つめ未来をつくること
(今回の内容このロジックによる説得力が欠けていた)
・リフレクションにおけるメディアの選び方
(花というツールはネガティブ要素を含まないので使い方が難しい)
ファシリテーションをしながらも、みんながこのワークショップをリフレクションとして意識してくれてるかどうか不安に感じる場面があったことから、言われて腑に落ちる点ばかり。と同時に、作る過程でちょっと気づいていながらも見逃してしまった部分でもあるなと思うことも。最初に設定した軸を重視しすぎて、全体の構成への意味づけが薄くなってしまい、その他の気づきを無意識になかったことにしてしまっていたようだ。
さらに印象的だったのが、ワークショップのような場は単に参加者から時間をもらっているだけでなく、表には見えない沢山のお金がかかっている場だという話。やはりワークショップをつくる側は「自分達がやりたいこと」を優先させるのではなく、参加者にとってより学びのあるものであったり楽しませるものであったりすることを意識しなければならないなと実感した。今回はちょっとこの意識が足りてなかったのかも。
終わってからの反応や想定外の考えに出会えるのも面白い。特に、どうすれば喜んでもらえるかと必死に作ったツールに、ホスピタリティの表れという素敵な言葉をもらえたのは嬉しかった。やっぱりワークショップを作るのは、楽しい。
ラストゼミにして、多くの反省、いやリフレクションからの学びが多いゼミとなりました。ゼミ生のみなさん、中原先生、ありがとうございました。
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