1月中旬、六本木にある不動産会社で開催された野菜朝活に行ってきた。この不動産会社の開店前の時間で今回のイベントは行われた。

この日はとにかく朝が早かった。朝活の集合時間は7:00、電車に乗るのは5:50、起きるのは・・・と考えるだけで、早起きが苦手なわたしは本来ならば、ため息が出てしまうところだが、“朝早く起きて爽やかに、野菜を食べて元気に、心身ともに健康になろう！”というわかりやすいテーマで、コンセプトは“目指せ！日本の医療費ダウン！健康な大人を増やそう！そして、鳥取の産地直送野菜を食べよう”という興味魅かれるものだったため、この日はわくわくしてすっきり起きることができた。

会場に着き、受付を済ませるとバナナを渡された。そのバナナに貼ってあるシールの色で調理などの役割分担をするということらしい。決め方がユニークだったためか、会場にいた人たちはなんとなく笑顔を浮かべていた。自然と笑顔がこぼれる瞬間を目の当たりにした。なんていい朝なのだろう！わたしは白色シールで最後のアンケート回収係だったのだが、野菜朝活だしせっかくだから野菜を切る作業も自分から動いて少しやってみた。そこでわかったのは、段ボールに入っている全ての野菜に産地が書かれていることだ。産地が明記されていることはやはり安心感につながった。

▼鳥取産の新鮮な野菜！葉物は食べやすい大きさに、トマトは半分に。

▼料理をイベント参加者みんなで協力してつくってゆく。この間のおしゃべりはとても弾む。

作ったものは、野菜たっぷり餃子、春菊・小松菜・水菜などの緑の野菜たっぷりチゲ鍋と毛蟹鍋、パスタ、お星様型にんじん入りカレーなど、朝からたくさんの身体の芯から温まる、野菜たっぷりのごはんを食すことができた。カブやミニトマトはスライスして、何もつけずに生で。切っただけなのに甘いカブに出会った！新鮮な野菜を食べることが、こんなに心を満たすような行為だとは思ってもみなかった。

▼ウクレレ奏者の方が１月生まれの人にサプライズで素敵な歌をプレゼントする一幕も。

おいしい健康的な野菜を介して、たくさんの人と出会いがあった。

普段からわたしは野菜を食べるように心がけていて、鮮度は気にすることはあるが、産地にこだわったり、調理の仕方や栄養価が残るように気をつかったりすることは考えてなかった。この朝活は、食べることや調理することだけでなく、どんな人がどうやって育てて、どうやって配送されて、どんな気持ちで販売しているのかなど、野菜を取り巻く環境って実はよく知らないということに気づかされて、知りたいことが出てきた時間だったし、”野菜”そのものにも興味をもてた時間だった。