毎週木曜日はゼミの日です。しかし、私にとって11月21日の木曜日はいつもとちょっと違いました。この日は、私が企画するカフェゼミの日。初めてゼミを企画するという立場で木曜日を迎えました。食べることが好きな私が、緊張からか朝からゴハンが喉を通らず、結局ちゃんとゴハンを食べたのはゼミ終了後でした。
麹町フィールドワーク「日常 × 発見」
今回はフィールドワークとカフェトークの二段構成のカフェゼミでした。
▲小学校の校門の写真
なぜフィールドワーク?
私は越境活動を通し、今自分は“常にフィールドワークをしている状態”だと感じていました。直感と好奇心でどこかへ赴き、違和感にとりまかれながら、出来事や目にした事実をじっくり振り返りって考察して、言葉にして新たに意味付けし、自分の学びを「発見」いく作業がとても重要だと思います。自分自身の日常や常識、アタリマエを揺さぶるような「発見」は、越境活動というフィールドワークの経験と直結していると考えます。
独りよがりなキカク、作業的なジュンビ
しかし、企画する時は、上記にあるような、「私のしたいこと/私が重要だと思うこと」というのは「ふーん。そうですか。で?」というだけのシロモノです。なぜなら、私の気持ちや好き嫌いを押し付ける会には誰も来たくないはずだからです…(笑)企画を持ち込む段階で、これを分かっていませんでした。
企画をするにあたって、企画するための自分の主張は大事ですが、どのようなテーマを抽出し、どんな仕掛けをして、参加者とどんなことを一緒に考えたいのか、長岡ゼミ的にはどんなことを共有できそうか、これらを考えに考えに考えに考えに考えに考え抜かねばならないのです。そのためには、作業的な意味での準備を全うするのではなく、考えながら準備し、それをその都度意味付けしていくことが重要だと分かりました。
実際に準備として事前に麹町へ2回行きました。2回とも、しっかりと振り返りをせずに下見を終えた私は、そこから見いだされるべきだった「テーマ」や「みんなと考えたいこと」を、指摘されるまであっさりと素通りしていました…。自分自身があまりにも作業的な振る舞いをしていたことに愕然としました。カフェゼミの全体像をまったく見ていなくて、もっと言えば、自分が伝えたいことがあれば、成立すると勘違いしていました。
▲『カフェゼミ 21st Nov.』のボード
乗っかる人から、創る人へ
越境活動を続けて来て、誰かに用意された場所へ出向くのは、足軽にできるようになりました。そしてそこからじっくりと考えて新たな気づきを得れるようになりました。
「じゃあ次は、創る人になりたい!」
企画する立場になって、カフェゼミという場を創るというのは、ゴハンが喉を通らないくらいハードだと分かりました。ちょっとハードだけど、やっぱり自分の手で自分の欲しいモノをつくる、「創り手」になりたい!カフェゼミの企画を終えて、そんな風に思いました。
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