MELC(長岡ゼミ)のブログ

第二回オープンゼミ ~十人十色~

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10月10日(木)、入ゼミ選考期間ということでこの日は第二回目のオープンゼミ!

4限目に「ぺちゃくちゃカフェ」で3年生2人のプレゼンをもとに議論を深め、5限目は「十人十色」というアイスブレイク用のゲームを使ったワークショップを行いました!

今回は「十人十色」を初めてやってみての感想や、その場の雰囲気などをお伝えできればと思います。

 

ワークショップのテーマは「初対面の人とのコミュニケーションを考える

このテーマを学ぶために選ばれたのは、いつもはアイスブレイク(文字通り、初対面同士に生まれる氷を壊すためのゲーム)で使われているという理由から、「十人十色」というゲーム。ゼミ生と体験生が混ざったチームで、まずは名札に名前を書き、好きな食べ物・嫌いな食べ物を含めた自己紹介からスタート!そして、そのつながりで食に関係するチーム名を考えました。

BWM6TiMCQAEgJxx.jpg

メンバー1人の納豆好きから転じて、私のチーム名は「SOYSOY」となりました♪

 

ゲームのルールはとてもシンプルで、まずチームの内1人(Aさん)がホワイトボードを持って外に出ます。次に、ファシリテーターがある”問い”を出すので、その問いへのAさんの答えをチームで予想し当たれば1ポイントゲット!というもの。問いの内容はといえば・・・。「目玉焼きにかけるものは?」 「ポテトチップスの味といえば?」「おにぎりの具材といえば?」などなど、食に関する問題ばかり。これに3択の選択肢が与えられ、いずれか一つを答えなければなりません。

 

BWNBfhzCcAATJkQ.jpg前に立つ各チームの1年生とゼミ生。果たして答えは一致するのか・・?!

 

事前に食べ物の話をしていたから、初対面であろうともAさんの好みは分かるはず・・・。ということで始まったゲームでしたが、これが本当に難しい・・・!

けれども、「食」という身近な質問であったことから、当たったり外れたりを繰り返すうちにチームでの会話が増えていき、すごく場が盛り上がりました!「あの子はのりしお好きそうな顔してる」という声や「なんでストロベリー選ばないの!!」と逆切れ気味(!?)な声も聞こえたりと、1人の人の好みをめぐって様々な声が教室を飛び交います。

そんなこんなで迎えた、SOYSOYの最終結果といえば、半分も当たらず最下位に・・・!1位のチームはなんと6問中5問正解!すごい・・!

BWM_9YnCUAAgSDW.jpg「どんぶりといえば・・・?」の質問の答え、見事に正解しました!

 

そしてワークショップ終了後、実際に初対面の人とコミュニケーションをしてみた中で感じた「このゲームのいいところ」をみんなで考えます。

色々な意見が出た中で私の心に引っ掛かったものは、長岡先生が仰っていた「"人”に注目することから生まれる関係性」についてのお話です。

ある一人の人のことをずっと考える、という状況って普通に過ごしていると実はあまりないのではないでしょうか。今回のゲームは、「Aさんは、目玉焼きに何をかけるのだろう・・?」というわかりやすい問いから、Aさんの出身地や振る舞いなどその”人”についてすごく考えるキッカケになりました。初対面の人と創造的なコラボレーションを行うためには、”人”つまり個性が発揮しやすい環境をつくることが大切だと思うので、十人十色はその環境が作る準備ができる点が魅力だと思います。

 

BWMnaghCAAERYUt.jpgのサムネール画像「十人十色」ということでカラフルなモノやお菓子を揃えました♪

 

また、今回の十人十色では改めて「体験学習」の重要性を感じました。優勝した班が振り返りの際に、「次の問いを準備している間、自分だったらどれを選ぶか、と”人”を引き出す会話をたくさんしていた」と発言していたのです。しかし私の班は、ある質問に対して「女の子だから・・・」というような一般論で答えを決めてしまうことが多く、いかに自分が普段”人”を見ないで過ごしてしまっていたかに気づかされました。

きっと、授業や本で「初対面の人とのコラボレーションで大切なのは相手のことをよくみることだ」と学習しても、それは記憶には残らないしその言葉の本当の意味は理解できないでしょう。十人十色を実際に行い、振り返りを通して自分で気づいたことだからこそ、得られた学びなのだと思います。

 

長岡ゼミでは、先生対生徒という授業スタイルではなく、このように自分たちでつくって学ぶという「自作自演」のスタイルを大事にしています。

まだまだオープンゼミは続くので、興味のある方はぜひいらしてください!お待ちしております!

 

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