MELC(長岡ゼミ)のブログ

2回のオープンゼミを終えて

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10/3、10/10の2回のオープンゼミを終えた。1回目はコミュニケーションについて考える「合作つづり方」、2回目は初めて会う人とのコミュニケーションについて考える「十人十色」というワークショップをそれぞれ行った。たくさんの方が長岡ゼミに興味を持ってくれているようで、ゼミ生と、来てくれた方で教室がいっぱいになった。1班5~6人で自己紹介やワークショップを行った。どちらの回も共通しているテーマは「コミュニケーション」。

初対面の人が多い場となったため、はじめは、見に来てくれた方々もゼミ生も、ぎくしゃくした会話をしていたと思う。そんな場を温めるのが「会話」だと思う。何から話していいのか、こんなこと初めて会った人に聞いていいのか、あれ?名前が思い出せない・・・など、それぞれ不安があったようだが、勇気を持って話しかけているうちにどんどん和やかな空気になっていった。人数が多かっただけに、全員緊張していると空気がピン!としていて居心地が悪いな・・・と感じたが、ひとりひとりが和んでくると、全体の雰囲気が良くなっていくのがわかった。来てくれた方もゼミ生も、きっとあの時間を楽しめただろう。楽しんだそのあとは、ワークショップにおいて1番大切な振り返りだ。自分なりにコミュニケーションについて考えたり、ワークショップをしている時にどんなことを考えていたのかを話したりした。

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▲初対面の人を目の前にどんな対応をするか?

合作つづり方は、会話をしないで1人1文字づつ書いて、お題に沿った作文をするというもの。作文が終わってから、班で語って振り返って、私の班で出た意見は「70字の中に3回も”!”が出てきたが、これは責任からの”逃げ”なのではないか」ということ。文章の大きな構成要素であるひらがなではなく、意味を付け加える”!”を使ったとき、どんな気持ちだったのか。「文に勢いを出したかった。」「ラッキーだと思った。」など、目で見れば同じ意味に見えるのに、人それぞれ感じたことが様々だったことがわかった。

十人十色では、班のうち1人は教室の外へ、残りのメンバーは話し合いの体制をとり、お題と三択の答えが全員に見せられる。残りのメンバーが、教室外にいる1人が3つのうちのどれを選ぶかを当てるというものだ。これはゲームの要素が強いワークショップだ。初対面の人同士のため、教室外の人がどれを選ぶかを当てるのは、お互いのことをよく知らないため難しいはず。

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▲一致しているのか・・・!緊張の一瞬。

しかし、結果発表をしていくと、当たる班もある。しかも、何回かやっていくと当たる班は当たるのだ。お互いに興味を持って、ゲームがはじまる前までにコミュニケーションをとっていたのだろう。当たらなかった班は一向に当たらない。お互いのことを知ろうとしたり、考えたりする姿勢が足らなかったのかもしれない。

「コミュニケーション」という言葉はよく聞くし、世の中で重要視されていることでもあるが、実は「コミュニケーション」についてよく知らない。だからみんなでそれについて考えた。2回のワークショップを通して、普段自分だけでは気が付かないようなコミュニケーションについての考え方を聞き、またそれについて考えることのできた時間だった。

 

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