MELC(長岡ゼミ)のブログ

前期の振り返りと共に、今までの自分自身を見つめ直す。

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前期のMELCでの活動を通して何を学んだ?
―私達は本当にたくさんのことを学んだ。

その”たくさん”という抽象的な言葉を、はっきりとした自分の言葉にする為に振り返りを行う。迷子になった時に読み返して、もう一度「あっ、そうだった!」と今の気持ちに立ち返ることの出来るような、そんな振り返りを書きたいと思う。

 

今まで、私は思ったことを言える人だと思っていた。
しかし、それは思ったことを反射的に返していただけで、頭の中では全く考えていなかった。自分の意見、自分の考えを発していたわけではなかったのだとわかった。

私は他の人が頑張っているのに、自分が頑張っていないのは嫌だった。
ただそれは頑張れることも頑張ろうとしていなかった、自分への言い訳だった。

自分の研究したいテーマが見つからなかった。
それは、自分自身から沸き上がる本当の思いよりも、他の人がどう思うかという視点でテーマを考えていたからだった。

私は昔から、人生楽しく!というモットーがあったが、かつての自分が求めていた楽しさはfunな楽しさであった。しかし現在はinteresting、playfulな楽しさを求めている。

たくさん”のことを学んだ今、
ようやく自分が本当にやりたいことが見つかった。

 

東京六大学の応援団チアリーディング部に所属している限り当たり前のように思っていたイベント(ステージ)も、立派なプロジェクトなんだということを教えてくれたのもここだった。
自分が一番時間を捧げている、応援団、チアリーディングのことを卒業研究テーマにしてみればという発想を教えてくれたのもここだった。

当初、卒業テーマとして考えていた“ネットコミュニケーション”は、結局はかっこよさを求めていただけ。今思うと、私はいつも何か選択をする際、人から賛同を得られそうなものを選んでいた。自然と良さそうなものを選んで、それを上手く取り繕う。今までやってきたことがゼミ活動においても出ていたのだろう。そうやって取り繕うことは得意だったし、今までそれで乗り切ってきた部分も多くあった。

でも勿論、ここではそういったことは認められなかった。

それは本当に自分がやりたいことなのか?

これは現在のテーマに行き着くまでに何度も言われたこと。何度も何度も自分自身に問いかけ、ようやく心から追求していきたいテーマが見つかった。昨年からのMELCでの活動の成果が現れたのもこの前期だった。

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前置きが長くなってしまったが、前期の活動を振り返ってみようと思う。

前期には東京六大学応援団連盟の行事が2つあった。6月に行われた「六旗の下に」と「合同演奏会」。ここで学んだ事、感じた事もしっかり振り返りを行わなければ、「たくさんあった」の一言で終わってしまう。

元々応援団としての活動は六大学に関わることが多くあり、私自身も六大学に強く関心を抱いていた。自分自身も六大学の同期、先輩、後輩が出来ることが嬉しかった。ただ、2つの大きな連盟行事に向けての練習や合宿、会議等を通じて、今までの楽しい馴れ合いだけの関係というのはなくなった。各大学の代表として意見を言い、各大学の立場・伝統を守るために本気の関係になった。そこで強く感じたことはこんなにも各大学で違った考え方を持っているのだということだった。

そして、4〜6月頭にかけて行われた東京六大学野球春季リーグ戦では、全大学の応援席に足を運んだ。初めての早慶戦(慶早戦)も見に行った。そこで各大学の学生の力(愛校心に近いもの)の違いを感じた。応援席にいる学生が盛り上げているのだと実感する場面も多々あった。

これらの連盟行事、そして野球応援を通じて、組織が人に与える影響にも興味を持った。その大学の校風が創り出すものや、その各校のカラーを反映した各大学の応援団の文化が創り出すものが、何かしらあるのではないかと感じた。

 

そして、違う方面からのアプローチとして、法政版るるぶ制作にも携わった。他大学のことを見つつも、自分はそんなに法政のことを知らないのではないか、自分の所属する法政大学をもう少し客観的に見てみようということで、法政版るるぶ制作スタッフに応募した。この企画は株式会社JTBパブリッシングとの共同企画で、担当ページの構成、内容、取材、記事の執筆まで行った.

私の担当ページはグルメページだった為、実際にどこまで法政のことを客観的に見る事が出来たかというと、最初に期待した程ではなかった。しかし、ページ下の小さなコラム記事「あるある!法政大学」を書いていく中で、自分にとっての当たり前の中から、他の大学にはないことを探し出すことは非常に難しかった。それと同時に他大学のそういったものを見つけていったら面白いのではないかと強く感じた。

また余談ではあるが、完成したばかりの法政版るるぶが、本日のオープンキャンパスで配布されているところを見た際には、やはり嬉しさを隠せなかった。

前期の私の活動は以上になるが、これらの活動を踏まえ、後期の活動を考えてみる。

目指すところとしては、インタビュー、フィールドワークを通じて発見したことを冊子にまとめるところまで行いたい。インタビューさせてもらう対象は、やはり私自身がコミットしている東京六大学応援団連盟に関わる人々にしたいと考えている。正直完成形がどうなるかも、中身も全くわからない。だからこそ、今私はワクワクしているのだと思う。

ただ一つ気を付けたいことは、その組織に所属している人一人を見て、その組織はどういうものかを決めつけないことだ。私の友人一人を見て、「〇〇大学の学生は〇〇だ。」と言ってしまうのは、「日本人は〇〇だ。」と言っているのと同じである。

そのような考え方をしていては、そこから何も生まれない。そうならない為にも、この今の気持ちを忘れずにいたい。

 

また後期は貢献するということを、もう少し実行していきたいと思う。背伸びせず、自分の出来ることでいいから、自分の残せるものを残していきたい。

 

「前期を通して何を学んだ?」
この問いに関して、今ならしっかりと自分の言葉で答えられるだろう。

前期の終わりは後期のスタート。さあ、頑張ろう!

カテゴリー: もってぃー ゼミ活動

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