7月15日、SHIBUYA PUBLISHING BOOKSELLERSという書店にて開催された、Books Excangeに参加してきた。この書店、ちょっと変わっているのでイベントのレポートに入る前に軽く紹介したい。
SIBUYA PUBLISHING BOOKSELLERSとは
Share the books
店内に入ると、中央に5人掛けの長机が2つ向い合せで置かれており、運営の方に促されて席へ。大体の人数が集まると、Books Exchangeは開始された。
Books Exchangeとは、「読まなくなったけど捨てられない本」や、「読む人がいるのならリサイクルしたい本」を各々持ち寄って、交換するというイベントで、
1:Introduction
↓
2:Exchange
↓
3:Share
という流れで進んでいく。
1:Introduction
↓
2:Exchange
↓
3:Share
初めに、運営の方々のご挨拶と、Books Exchangeの進行、ルールについての説明があった。その後、名札づくりに取り組んだ。名札には自分の名前のほか、Share the 3points という項目も書き込んだ。これは、あらかじめ決められた10項目(以下参照)のうち3つを選んで紹介するというものだ。
①好きな作家
②好きな本のジャンル
③よく読書する場所
④本選びのポイント
⑤最近購入した本
⑥最近の関心ごと
⑦最近感動したこと
⑧好きな言葉
⑨好きな・行ってみたい国
⑩新たな持ち主へのひとこと
②好きな本のジャンル
③よく読書する場所
④本選びのポイント
⑤最近購入した本
⑥最近の関心ごと
⑦最近感動したこと
⑧好きな言葉
⑨好きな・行ってみたい国
⑩新たな持ち主へのひとこと
それが終わったら、プロフィールスリップ(名刺代わりとなる紙)に氏名やアドレス、アカウント等を書き込み、自分の持ってきた本に挟む。これで準備完了。ちなみに、今回私が持参した本は以下の四点。
2:Exchange
準備が完了したところで先ほど記入した名札を使って自己紹介。氏名や仕事、share the 3pointsなどについてしゃべった。年齢性別、仕事など多種多様な方々が集まっているなぁというのが自己紹介を一通り終えての感想だった。
それが終わると、持参した本の紹介をした。みなさん、持ってきた本一冊一冊について熱く語っていた。それぞれ持ち寄った本も、ビジネス書や、マンガ、小説、エッセイなど様々。
さて、自己紹介、本の紹介を終え、いよいよ本の交換。制限時間になるまで、店内を自由に動き回って本を交換する。この時間では、本を交換するだけでなく、好きな作家や書店など自由にトークをした。
ここで印象的だったのは、自己紹介や本の紹介がアイスブレイクとなって、打ち解けやすく感じられたことだ。各々が持ち寄った本や語り口から何となくその人がどういう人なのか分かったし、お互い本が好きなので、本のこと、作家のことなど、自然と話題が膨らんでいくのであった。
私が交換したのは以下の四点。どれも自分が普段買わないような本だが、実際に持ち寄った方々から説明を聞いて興味持ち、交換させていただいた。
3:Share
交換を終えたところでシェアの時間。各自もう一度席に着き、誰から、どんな本を、なぜ交換したのかシェアした。時間が押していたこともあり、発表が数名に留まってしまったのは残念だったが、なぜその本に興味を持ったのか聞くのは興味深く、面白かった。
本を一つのきっかけとして、人々が集う。そこでは本は共通言語であり、コミュニケーションツールとして機能する。各々が持つバックグラウンドは違えど、本好きというを共通項を有しているから、円滑なコミュニケーションが可能になったのだと思う。
Books Exchangeでは、普段自分が会わないような方々と交流できたし、普段読まないような本にも出会えた。
本とは、一人で楽しむものというイメージが強いと思う。しかし、今回のケースのように、本が人と人を繋ぐことだってあるのだ。その繋がりから、本との出会いが生まれることもある。
人と出会い、本と出会う。
私の研究テーマである、本×コミュニケーションの可能性を感じた一日であった。
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