東大の中原先生、牧村さんが主催するACADEMIC HACK!に学生スタッフとして参加してきました。
「ACADEMIC HACK!(アカデミックハック) 実践記録研究会のお知らせ」
http://www.nakahara-lab.net/blog/2012/06/76_academic_hack.html
今回は清里高原で行ってる野外保育の様子を写真で記録しながら、子供たちの物語も綴っておられる小西貴士さんにスライドショートと語りをしていただきました。
語りの裏側では普通の教室という場を清里高原にかえてしまおう!という事で、生きた草木を持って来て場を演出しました。
子供たちの本人にとっては壮絶な体験を小西さんの優しい口調で語られ、独特の感動がうまれました。映る写真は”教室”から見た写真ではなくて、あたかも” 清里高原の自然”から見たような感覚があり、場づくりもかなり感動をアシストしてくれました。地べたに座り込んでのんびりとした学びの時間を過ごす事がで きたと思います。
ところで小西さんがしているように記録に残すこと、これにはいったいどのような意味があるのでしょうか。今日の会の問いについて学びがあったので書きたいと思います。
記録をすると実はいいことがいっぱいあることを教わりました。まず学習者。学習者にとって記録とは貴重な記憶になります。作業に熱中しすぎて何をしていたか覚えていないみたいなことを防ぐことができます。次に実践者。実践者が実践を提供することは果たしていいことなのか?このやってきた事はいいことなのか?改めて振り返る契機を記録は与えてくれます。そして記録はその場にいなかった第三者に対する影響もいい事が多いです。例えば記録をみて実践に興味がわく人も出るかもしれません。つまり記録する事は広報活動にもなります。例えば記録を偉い人がみて評価してくれるかもしれません。それによってお金が出るかもしれません。さらに、後継者を育てるという点でも記録は大切な役割を果たしてくれるそうです。このように、記録するといいことがたくさんあるというのを学びました。
そしてこれを自分の状況に置き換えて考えます。私の所属する長岡研究室は通称MELC(Management Ethnographer's Learning Comunity)と呼んでいます。学校の教室だけの学びに収まらず、そとに越境して学ぶスタイルをとっています。よくわからない場所にとにかく飛び込んでそこで学んできます。その体験を持って帰りいったいどんな学びがあったのだろうとじっくり振り返り、ブログにあげるます。私は、越境したお礼こそ記録としてあげるべきだなと思いました。外から来て入ってみてこんな事が学べましたよ!ありがとうございます!とお礼状のつもりでブログをあげようと思いました。先ほどの点から記録は主催者側の役に立てるかもしれません。広報活動にもなるかもしれません。そして相手へのお礼とともに、自分の役にも立つはずです。振り返りの時はブログをみながら振り返ることができます。新しい発見の点と別の点を結んで、また新しい発見があるかもしれません。そして最後、自分のゼミのためにもなります。イベントについての記事を書けばその参加者はMELCのブログをよんでいただく事になります。それがこのゼミの宣伝活動にもなり、一目に文章をさらせらる事はよりいい文章を書く為のトレーニングになると思います。
などなどつらつらと書きましたが、今日のイベントを通じて記録の大切さを学び、ブログをあげる大切さにも気づけていい一日になりました。私もあの野外保育の子供たちのようなキラキラした楽しさ、純粋透明な気持ちを持ちながら毎日頑張りたいと思います。
今日もたくさんの学びをありがとうございました。特に他にもいろいろ教えてくださった中原先生・牧村さんにお礼を申し上げます。
さてつぎはどこへ行こうか、今からもうワクワクしています。
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