2月10日に慶応MCC マスタリーコースの勉強会「Learning Night !」に長岡先生のアシスタントとして参加してきました。慶應という名前がついているのであの慶應?と思われる方もいると思いますが、そうです、慶応丸の内キャンパスです。大人の方たちが真剣に学べるコミュニティであり、慶應義塾の社会人教育機関です。
今回は私たちゼミのテーマであるCasual & Stylish Learningの実践として「大人の学び」というテーマで「自画持参」の実践的方法である「ガチャトーク」を実施してきました。春らしいものを身に付け、お酒を片手に食べ物を食べながら、それでいて内容は真剣な話をする。まさにカジュアルでスタイリッシュな学びの場です。
今回は私が考えていた空間よりさらにいい空間が作り出せていました。空間を構成する要素は音楽、照明、テーブル、壁、料理、お酒とたくさんありますが、今回のような空間を作り出せたのは“人”によるところが大きかったのかなと思います。どこの空間でもそうかもしれませんが、こちらがどんな空間を作り出しても“人”によって場所は変わるのだなと思いました。長岡先生がおっしゃっていたように、人事の人が多い会とは反応や話す内容が変わってくるのは当然だったわけです。個々人のキャラクターや経験によって話す内容も変われば、互いの接し方まで変わってきます。だからこそ、その場に参加しないと得られない情報があったり、人とのつながりができたりするわけです。また、勉強になったとか楽しかったって感想はイベントが終わってみないと出てこないのも当たり前です。こんなことすらわかっていなかったので、本当に自分の無知さにがっかりしています。
それとさきほど、“人”が大事といいましたが、今回に限れば、お酒による力が二番目に大きかったのかなと感じています。お酒があったからこそ、本音で語れたり、場が盛り上がったりしたと思います。真剣な話を知らない人と語り合うのはなかなか恥ずかしいもので、その壁を取り払ってくれるのがお酒であったわけです。それと、春をテーマにしたドレスコードもアイスブレイクをする上で大きな力を持っていたのかもしれません。身に付けてくるものは人それぞれ違いましたが、持ち物だけで会場中の話題をかっさらってしまう方もいました。それだけでも、知らない人同士距離が近くなります。でも、学生同士であったらそのようなものって必要であるけれど、ハードルは低くなるかもしれないと思いました。私だけかもしれませんが、学生という大きなコミュニティがあって、それに属しているだけでもしかしたら打ち解けられる部分があるのではと感じています。共通コミュニティがあれば、人は親近感を抱いて近づきやすくなるので、社会人の方よりは学生同士のほうが打ち解けやすいのかなと思います。
ところで、本当の参加型ってなんなのでしょうか。長岡先生がおっしゃっていたように、最近、体験型とか参加型というセミナーが増えています。最近就職活動をしているのでわかるのですが、企業の説明会に行くと体験型セミナーというのが多くあります。いくつも参加しましたが、どこの企業へ行ってもお題が違うだけでやることはあまり変わりません。これで本当に仕事が理解できるのかという気持ちになります。ただ、グループワークをやることで友達ができたり情報交換ができたりするのとても楽しいです。結果、ワークがそれほど魅力的なものでなくても、最終的には来てよかったと感じている自分がいます。これが、カタルシスを感じているということなのでしょうか。笑 ただちょっと思ったことは、どこの会社へ入っても仕事をするプロセスは同じなのかもしれないということです。ワークショップの形式と同じで、語って、作って、伝えるという基盤があり、そこに会社それぞれの要素が加わってくるだけなのかもしれないと思うようになりました。ならば、しっかりと説明をしてもらいたいというのが私の気持ちです。
話がずれてきてしまいましたが、結局のところ、成功したかしないかは参加した人たちが決めるもので、私たちが決められるものではないんだなと思いました。失敗はしても参加者たちが気にしなければそれは失敗とはみなされないし、うまくいっても参加者の方がすごいと思わなければ記憶には残らないということです。今成功したかも分からず悶々としていますが、今後いくら改善してもきっとこの気持ちはついてくるのでしょう。そんなことを考えたらぞっとしますが、なんか分からないけどそれと同時にワクワクもしてきます。不思議です。笑
慶應MCC http://www.keiomcc.com/
コメント