こんにちは、長岡研究室2年の中江です。
9月からアメリカに短期留学をし、10日ほど前に帰国しました。海を越えた「越境」をできたかは秘密です。しかし、私なりにゼミのテーマの1つである「コミュニケーション」について、アメリカの教室内外で感じたことをこの後のブログで綴りたいと思います。まだ英語のチカラが生きているうちに、英語で伝えられればと思い、ゼミ初の英文ブログにチャレンジします!箇所によっては読みにくいと感じるかもしれませんが、温かい目でこの記事と併せてご覧いただければ、幸いです。
さて、先日は先週に引き続き開催された、IPBA知財ビジネスアカデミーの講座の1つである、「知財マネジメント研修と大学授業を担う講師育成講座(基礎)【ワークショップ】、第二回に学生役として参加させていただきました。このワークショップの主旨や前回の内容は、森崎さんが記事に起こしているので、割愛させていただきます。
IPBA学生レポート(12月10日)
☆http://www.tnlab.net/melcblog/2011/12/111213.html
今回、私はこの講義に初めて参加したわけですが、率直に感じたのは、いかに他者に自分の話の意図を「伝える」のが難しいかという点です。1回の授業というのは、限られた時間で、様々な学生(留学生、知識量に幅がある学生たち)を相手にして、自分が持つ専門知識を分かりやすく伝えなければなりません。そして、学生が正しく先生の意図を読み取る必要があります。一見当たり前なことかもしれませんが、意外なことに、長年学び、知識を培ってきたとしても、「教えた気」になっていたり、情報量を多く講義に盛り込みすぎて、一番伝えたかったメッセージが伝わってなかったという現象が起こったりしました。これは一般的によく言われることですが、「話す」と「伝える」は一画を隔てています。一方的か双方的なアプローチをかけるか、つまり学生とのコミュニケーションを図りながら授業を進めていくかで、学生の理解度に差が出ました。そして何より、「伝える」上で最も重要な点は、自分で「何を伝えるか」を念頭に置いて、軸をブラさずに話を展開するということでした。簡単そうに見えて、難しいとはまさにこの事。もちろんプレゼンテーションのテクニックとしても大事なのですが、私はよく、「結局何が言いたかったの?」と言われてしまうので、普段の会話、他者とのコミュニケーションという観点からも、とても勉強になりました。
また、学生も講義においての質問や改善点をその場で述べるという形式だったので、常に問題意識や疑問を持ちつつ、どこを軸にして話者の意図を読み解くかという姿勢が必要とされました。この姿勢は、恥ずかしながら私にとって、普段の聴講スタイルを問い直すものでした。普段、他大学の学生、院生と同じ授業を聴講する機会もなかなかないので、多くの刺激を受け、本当にいい経験ができました。これを契機に、今後の学生生活に生かしていきたいと思います。
最後になりましたが、講師の先生方、受講生の皆様、このような貴重な機会を紹介していただいた長岡先生、本当にありがとうございました。
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