MELC(長岡ゼミ)のブログ

【告知】語りのブリコラージュ with 宇治野宗輝

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MELC(長岡研究室)の活動テーマの一つに脱・予定調和があります。近年、話し手(教員)からの「一方向的」なコミュニケーションではなく、参加者全員が発言し場を構成していくような試みが増えています。でも、参加者(聞き手/視聴者)の発言機会があらかじめ「シナリオ」に組み込まれ、最終的にはシナリオに描かれた通りのエンディングに至るような「双方向/参加型」は、本当の意味で創造的なコミュニケーションと言えるのでしょうか?

この疑問を出発点として、コミュニケーションの場をデザインすることの意味と方法を改めて考え直すと共に、シナリオに描かれた「双方向/参加型」を積極的に受け入れ、その結末にカタルシスを感じてしまう自分自身を異化してみること。それが「脱・予定調和」という言葉に込めた意味になります。

12月8日のMELCでは、この「脱・予定調和」ということを意識しつつ、現代アーティストの宇治野宗輝氏を囲んで、「語りのブリコラージュ」と題する対話セッションを行います。

【日時】 12月8日(木) 15:30 – 17:30
【場所】 法政大学 市谷キャンパス 外濠校舎301
 ustream 公開セッション(録画なし) http://www.ustream.tv/channel/melc

宇治野宗輝氏ウェブサイト http://the-rotators.com/

このセッションは「語りのブリコラージュ」ですから、対話のテーマは事前に設定されていません。宇治野氏の作品について説明を聞くような場になるかもしれませんし、創造性についてのハードな議論に突入するかもしれません。もちろん、全く方向性の見えない「おしゃべり」で終わる可能性もありますが、それを覚悟の上で、現代アーティストと社会学者、そして、ビジネス&マネジメントを学んでいる学生たちが集い、その場で思いついたことを語る。そんな、「素人仕事的」なトークセッションを体験してみたいと思います。

きっちりと準備されたセッションを、「戦略的」に少しずつ崩していくのか?
無計画のセッションから、参加者が主体的に意味ある何かを紡ぎ出そうとするのか?

今回は後者の道から脱・予定調和にアプローチしてみます。

 

カテゴリー: ゼミ活動

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