長岡研究室3年の小杉真澄です。
発投稿です。これからブログでの発信をしていこうと思います。よろしくおねがいします!!
さてさて…
11月22日(火)・23日(水)、2日間かけて東京ミッドタウンで行われた慶応義塾大学のOpen Research Forum 2011に参加しました。
私は水曜日に行ってきたのですが、祝日ということもあって人、人、人…
六本木駅で降りた人みんなホールに吸い込まれているんじゃないかという程に大盛況。
色々とブースを覗かせていただき、ミニワークショップをやったり、展示をみたり。
このようなイベントに参加したのは初めてだったので、ワクワクしながらも少々ビビりながらSFCの学生のみなさんの気合に感動。
加藤研究室、キャンプで制作したポスターをiPadでスライドショー。
「テーマ:帰り道」メタ認知のミニワークショップ。
井庭研究室。プレゼンのランゲージ・パターン。
午後からは上の写真の井庭研究室主催の「学びと対話のワークショップ」というものに参加しました。。
ワークショップは展示会場とは別棟の広い会議室のような多目的スペースで行われました。
パターンランゲージという言葉を耳にしたのが初めてだったので、なんのこっちゃと思って参加したのですが、言葉にできないもの(場の雰囲気・場の流れ・暗黙知)にタイトルをつけてあげることによってみんなと共有できるようにしたもの・・・と解釈しました。(汗)違っていたらご指摘ください。
今回は、いわゆる知識詰め込み型の学習ではなく、創造的な学びが必要となった今、その学びのコツをパターン化ということでした。
このような冊子がくばられ、中には39個のパターン化された学びコツが記してありました。
そのなかから12個ピックアップされているカードを使って、体験したことのあるパターンに丸印を、近い未来とりいれたいパターン3つににチェックをつけて、参加者に体験談を聞いてまわるという内容。
初対面の人でもこのようなツールがあると話がもりあがる。
そして話を聞いてもらえると思うと嬉しくなってたくさんしゃべりたなる。
同じ内容を何人かの人に聞かれ、繰り返し同じエピソードを話しているうちに、だんだん内容が詳細になったり、「あ、そういえば」って思ったり。
そして自分がパターンのタイトルを見て認識したことと、他の人が認識したこととの間に誤差があること。
「それってこっちのパターンじゃないですか?」「でもどのパターンの体験じゃないかもしれないね」みたいな会話もできたり。
その後のパネルディスカッションで「しゃべることは創造の始まりだ」というお話を聞いて、納得。
学びと対話のワークショップってこういことなのか。
たしかに、しゃべって話して聞いて、たった2、3人と共有してみただけだったけど、普段の勉強では行われない思考回路を使ったというか、純粋に楽しかったというか。
この変な感覚が何かを創り出すというものが求められている現代に必要なものなのかな。
しかしここで終わらない。
実践したのはここまでですが、これにはまだ続きがあって、その話した結果をリアルタイムで可視化できるようにするということ。
グラフで表したり、相関図で表したり、結果を眼で見ることができる。
そこが共有するという部分で大事になることだと熊坂先生が強調しておっしゃっていた。
自分がワークショップを行ったときを思い出す。
十人十色というゲームをやった時、得点表を各チームにおいて書いてもらうという作業にしようとしていたが、長岡先生から「みんなで何か共有していくのがワークショップ」というアドバイスいただいた。
無知中の無知である私は、「そうですよね!」とかいいつつ、正直よく分かっていませんでした。
しかし自分が参加者となってワークショップを体験すると、共有するということで何か生まれるんじゃないかという変な感覚をおぼえることができ、あの時のアドバイスが腑に落ちた。
今回学んだことはたくさんあったけど、一番実感したのは、「やってみる」ということ。
頭で分かるというのは分かってないと同じで、なにか体験してみないと本当に分からない。
ワークショップに対する考え方がガラっと変わったワークショップでした。
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