脱・予定調和的な学びに関する実験の場「カフェゼミ」、その新たな試みとして、2013年秋学期より、長岡研究室の学生が企画&運営を担当しています。
今回はその第2回目、テーマは「オープンなコラボレーションの可能性」、そして、ゲストはインクルーシブデザインに取り組んでいらっしゃる山田小百合さん。
学生たちの告知文をお読み下さい!
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ゼミ生企画の第2弾、今回の「カフェゼミ」では「参加型デザイン」や「オープンなコラボレーション」について考えます。
「参加型デザイン」や「オープンなコラボレーション」への関心の高まり、その背景には「非専門主義(アマチュアリズム)」的な考え方を見いだすことができます。
そして、特定の専門分野/知識にしばられず、様々な制約から自由になって、新しい世界を創造していこうとする「アマチュアリズム」、このスタイルを追求していこうとするなら、多様な関係者をコラボレーションの輪に巻き込むことが、まず求められることになります。
しかし、このような意味での「オープンなコラボレーション」は、参加する人が多ければ多いほど、また個人個人が多様であればあるほど、その実現には困難が伴います。
例えば、デザインの専門知識をもたない私は、「私の意見なんて、プロのデザイナーには分かりきってることなんじゃないか」と考え、発言を躊躇してしまいます。「アマチュアリズム」の意義を頭の中では理解していても、実際に何かをしようすると「私なんかが口出しするより、専門家に任せたほうがいいんじゃないか」と思ってしまいます。
さて、様々な人々が自由に参加するコラボレーションを、私たち一人ひとりが本当の意味で実践していくには、知識不足や自信のなさからくる「ためらい」を克服する必要があるのではないでしょうか?
10月24日の「カフェゼミ 24th Oct.」では、「インクルーシブデザイン」を実践しているNPO法人コラブル・代表理事の山田小百合さんをお招きします。「インクルーシブデザイン」とは、従来のデザイン・プロセスには関わってこなかった子供、高齢者、障害者などの多様な方々を積極的に巻き込み、自由で創造的なデザインを実現していこうとする活動です。
山田小百合さんから「インクルーシブ・デザイン」の話を聞きながら、「様々な人々が自由に参加するコラボレーション」の意味と意義をマジメに楽しく考えてみたいと思います。
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【日 時】 10月24日(木) 15:30 – 17:30 (開場 15:00)
【場 所】 SAN BAN CHO CAFE http://sanbanchocafe.jp/
【費 用】 1000円(1ドリンク + デザート代)
【テーマ】 オープンなコラボレーションの可能性
【ゲスト】 NPO法人 Collable(コラブル) 代表理事 山田小百合 氏
https://www.facebook.com/collable
15:00 開場
15:30 – 15:45 オープニング・トーク by 山根賢一(長岡ゼミ 4年)
15:45 – 16:15 レクチャー by 山田小百合氏
16:15 - 16:30 <Drink & Sweets>
16:30 – 17:10 ダイアローグ
17:10 – 17:30 ラップアップ by 長岡
「カフェゼミ」は通常営業中のカフェで行いますので、費 用の1,000円は「イベント運営費」ではなく、お店に 支払う「飲食代」です。今回は、SAN BAN CHO CAFE にお願いして「1ドリンク + デザート」(1,000円)というカフェゼミ用の特別メニューを提供してもらいます。
参加を希望される方は、Facebook上で参加表明をお願いします。(事前連絡なしでも参加頂けますが、できるかぎりご協力をお願いします。)
【Facebook ページ】 カフェゼミ 24th Oct.
なお、長岡研究室では毎週木曜日の午後にゼミを行っています。「カフェゼミ」はその一貫として実施するもので、「お客様を招待する目的で企画したイベント」ではありません。あくまでも、大学のゼミをオープンなかたちで行うことを通じて、新たな学びの場の可能性を探索していくことをめざしています。
また、長岡研究室の活動スタイルを一言で表現すると次のようになります。
カジュアル & スタイリッシュな Couturière/Couturier が
自分の服をデザインするように・・・
工場での大量生産を拒絶し、一人ひとりに合った服を職人が仕立てるように、一人ひとりの他者と向き合った活動を何よりも大切にしたいと考えています。
「カフェゼミ」は誰でも参加して頂けるオープン・ゼミである一方、facebook上での一方的かつ機械的な「イベント招待」はしておりません。お誘いする際には、原則として、一人ひとりの方々と直接連絡をとり、参加を希望される方のみをご招待しています。
みなさまには、以上の点をご理解の上、ご協力いただければ幸いです。
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